第27回参院選は本日21日、改選124に欠員補充の1を加えた125議席の各党獲得議席数が確定した。与党は自民党が39、公明党が8の計47議席で、非改選の75議席をあわせても過半数の125議席に届かず。立憲民主党は22議席と横ばいで、国民民主党は17議席、参政党は14議席と躍進した。
自民、公明ともに比例代表議席獲得、過去最少。
自民党を中心とした衆参両院で過半数を割り込むのは1955年の結党以来、初めてのことである。
石破茂首相は前回2024年の衆院選に引き続き、大型国政選挙に2連敗。この責任を取って辞任と思いきや続投の意向だが、政権運営はますます厳しくなる見通しである。
正直なところ…自民党39議席も取れたのねという感想である。裏金問題が発覚している議員が何人も当選している。SNSでは能登半島地震の被災地である石川県で自民党議員が当選したことに驚きを隠せない投稿が目立つ。
改めて思うのだが、やぱり組織票は根強い。
世代別による投票先の違いも如実に表れていた。高齢者は自民党、若者は新興政党。90代の女性が石破さんが可哀そうだから、と言って自民党に投票したという。年を重ねると情勢や公約を調べこむというよりも、感情で投票してしまうのであろう。どんな思いで投票しても、良しとするかは別として一票は一票なのである。若者からは80歳を過ぎたら投票権を取り上げるべきという過激な声も挙がっている。
兎にも角にも、今回の選挙では大きな変化、うねりを感じられた。今まで政治に興味のなかった若者たちの目を選挙に向かせ、投票するという行動を起こさせた。
日本はまだ終わっていない。
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