50代女性 初めてのひとり暮らし 自分のご機嫌取り ~花を一輪飾る~

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ひとり暮らしを始めてから欠かせないことがある。前回のブログにも書いたが、自分のお気に入りのバスソルトを使ってお風呂につかること。そしてもう一つは、一輪の花を絶やさないことである。

花がある空間というものはそれだけで心が和むものだ。

一輪挿しからスッと伸びた美しい花を毎日愛でることができるのは、なんとも幸せな気分になれる。

引っ越してきてから飾った最初の花は、くすんだピンクのバラである。毎日水を替え水切りし、きちんと手をかけてあげれば長持ちし、切り花にもかかわらず2週間以上、きれいに咲いてくれていた。

いよいよバラが枯れてしまったので、昨日、うちの近くにあるお花屋さんへ行ってみた。コンクリート打ちっぱなしのとてもスタイリッシュな雰囲気のお花屋さんで、可愛らしい女性の店員さんがいた。彼女に一輪挿しに飾る花は何がいいかと尋ねたら、これからは暑くなるので南国のお花が良いですよとのことで、クルクマ・シャローム(和名:ハルウコン)という花を勧められた。ほんのりピンク色のカップが幾重にも重なった形で、いかにも南国で咲いているような花である。

クルクマ・シャロームはショウガ科ウコン属の多年草で、タイやラオス、カンボジア原産の観賞用植物である。シャロームという名前は平和を意味するらしい。花のように見える部分は実際には苞と呼ばれる部分が変化したもので、本来の花は苞の隙間に咲く小さなリボン状のものなのだとか。原産地では根をカレーの香辛料や薬用としても利用されている。

ぱっと見、レッド・ジンジャー(和名:赤穂月桃)に似ている。こういう見た目の花はジンジャー系が多いのかな。レッド・ジンジャーは花の部分をもみもみすると、本当にショウガの香りがするので、ハワイに行くたびに野生に咲いているレッド・ジンジャーを見るたびにもみもみして香りを楽しんでいたのを思い出す。

クルクマ・シャロームの花言葉は「あなたの姿に酔いしれる」。

人間の姿に酔いしれることはまずないが、この美しい花の姿に酔いしれている私である。



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