去年の10月、楽天証券にちょっとばかり残っていた現金で、何を思ったかインテル(INTC)の株を購入した。
何故、その時インテルを買おうと思ったかというと、ちょうどそのころ、インテルが2024年7-9月の決算で巨額の純損失を発表していた。それには複数の要因が複雑に絡み合っており、まず、主力製品であるパソコン向けCPUの設計ミスや、その後の対応の不手際により、市場シェアを失いつつあった。 さらに、モバイル端末やデータセンター、AIといった成長市場への進出も遅れており、NVIDIAなどの競合他社に大きく水をあけられるなどといった、ネガティブ要因オンパレードの時期だったのである。
とはいえ、インテルは半導体業界のリーダーである。
そしてなにより、その評判は、製品の良さはもちろんのこと、社員の働きやすさにおいて高く評価されているらしい。それは以下に挙げたものである。
- 給与と福利厚生: インテルは高い給与と充実した福利厚生を提供しており、成果に応じた昇給も期待できる
- 社風と文化: 「建設的な対立(Constructive Confrontation)」という文化が根付いており、意見交換が活発で、社員同士のコミュニケーションが促進されている。
- ワークライフバランス: 休暇制度が充実しており、長期休暇を5年ごとに取得できるなど、ワークライフバランスを重視している。
大企業こそ福利厚生がしっかりしているとはいえ、社員同士の意見交換が活発だったり、長期休暇がどーんと与えられたりと、日本の企業が真似してほしいことを推進しているということは素晴らしいではないか。
「社員が働きやすいのは良い会社である」という理由で、インテルという企業に対して好印象があったので、その時、ぽちりと株を買ってみたのである。
それから約4か月。なんと10%近く伸びている。
株に詳しい方なら、そんなことは見通して購入するのだろう。だが、初心者にはとても嬉しいことである。まるで、自分の信じていた人から報われた気分だ。
とはいえ、短銘柄購入は先がどうなるかわからない。これで下落しても、大損をした!という金額は購入していないので、懐は酷く痛まないのだが、このまま頑張ってほしいものである。
インテルは不死鳥のごとく蘇る!と言っている人もいる。
このまま見守っていきたい。
Have a great day!

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