50代のセルフメディケーション

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日本人は喉が痛くなったり、咳が出たりといった風邪の症状が出るとすぐに病院に行くイメージがあるが、海外、特に欧米では風邪を引いたぐらいでは病院に行かないということが一般的である。風邪を引いた、イコール身体が休息を必要としているのだと「体調管理の一部」と捉え、水分をたくさん摂り、ゆっくりと療養するのである。

私は20年近く英語圏に在住していたが、確かに風邪を引いたぐらいでは病院に行かなかったし、日本に帰ってきた今でも、風邪は寝て治すと思っている。ただ、仕事上、高熱が出た場合は感染症を疑い、病院で感染症の検査をしてもらう。

いつのころからか、健康に気を使うようになった。サプリメントを飲み始め、食事の内容にも気を使い、軽い運動を日常的におこなっている。時に、メンタルを落ち着けるため迷走、ではなく瞑想をしたりするようにもなった。

これをセルフメディケーションという。自分自身で健康管理や病気の予防・治療を行うのである。具体的には、病院や医師の診断を受けずに、薬や自然療法を使って自己管理を行う行動のことだ。50代女性の方が手軽にできるセルフメディケーションには、体調や気分を整え、健康を維持するための方法がたくさんある。忙しい日常でも取り入れやすいものをいくつかご紹介しようと思う。

1. 食事の改善とサプリメント

  • バランスの取れた食事:ビタミンD、カルシウム、鉄分、オメガ3脂肪酸(青魚など)を意識的に摂取すると良い。特に更年期に近づくと骨の健康やホルモンバランスの管理が大切。
  • プロバイオティクス:腸内フローラを整えるために、ヨーグルトや発酵食品(納豆、キムチ)を摂取することをお勧めする。
  • サプリメントの活用:ビタミンCやビタミンE、コラーゲン、カルシウムのサプリメントを取り入れると、肌や骨の健康に良い影響があり。

2. 簡単な運動習慣

  • ウォーキング:毎日30分程度のウォーキングは、心身の健康を保つためにとても効果的である。軽く汗ばむ程度の運動が、血行促進やストレス解消に役立つ。
  • ストレッチ:特に肩こりや腰痛を予防するために、軽いストレッチを取り入れるのもいい。仕事の合間や寝る前に行うと、体がリラックスする。

3. 深い呼吸法(リラクゼーション)

  • 深呼吸・瞑想:深い呼吸や簡単な瞑想は、ストレスを減少させ、自律神経を整える効果がある。毎日数分間、静かな場所で深呼吸をするだけでも気分が落ち着く。
  • アロマテラピー:お気に入りの香りのアロマオイル(ラベンダーやオレンジなど)を使用することで、リラックスした状態を作りやすくなる。

4. 睡眠の質を高める

  • 寝室の環境を整える:睡眠の質を上げるために、寝室を快適に保つことはとても大切である。温度や湿度を調整し、寝具を見直すだけでも違いがある。私はマットレスを変えたら、驚いたことに毎日快眠できるようになった。自分に合った寝具を選ぶことは良い睡眠のために重要なのだと身をもって感じた。
  • 就寝前のリラックス時間:スクリーン(スマホやパソコン)の使用を控え、就寝1時間前からリラックスすることを心がける。お風呂にゆっくり15分つかり、眠る前は読書がおすすめである。

5. ハーブティーや温かい飲み物

  • カモミールやミントティー:リラックス効果があるハーブティーは、体調を整え、心を落ち着けてくれる。特にカモミールは睡眠にも効果的。
  • 生姜湯:体を温めるために、生姜を使った飲み物もおすすめである。代謝を促進し、免疫力を高める効果がある。

6. セルフマッサージ

  • フェイスマッサージ:顔のむくみやたるみが気になる場合、優しくマッサージをすることで血行を促進し、リフレッシュできる。私は湯舟につかりながら、顔をゴリゴリとマッサージしているが、フェイスラインがすっきりしてきた。
  • 手足のマッサージ:肩こりやむくみを軽減するために、手や足を軽く揉んであげるだけでも、体が楽になる。特に足指のマッサージは毎日の歩行のために大切であるようだ。

7. メンタルケア

  • ポジティブな思考を意識する:自分を責めず、前向きな考えを持つことがストレス管理に有効である。日々の小さな成功や感謝することを意識的に見つけると心が軽くなる。

これらは、50代女性にとって無理なく取り入れやすいセルフメディケーションの方法である。体調に合った方法を少しずつ試してみてはいかがだろうか。

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