50代女性 海外ひとり旅 冬のヴァケーション ~プーケットの思い出③~

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この日はカタマランボートで行く、コーラル島、ラチャ島のクルーズツアーに参加した。8:40のホテルの送迎までに朝食をきちんと食べ終え、お迎えの車をロビーで待つ。送迎車はハイエースで内装がとてもゴージャスだった。アジア人のカップルが先に乗っていて、こちらから”Good morning!”とあいさつを。

港に向かうと、他のガイド会社からもクルーズツアーに出る人たちでいっぱいだった。他のツアーに紛れ込まないように手首にオレンジ色のゴムのブレスレットをつけさせられ、自分のツアーグループメンバーと一緒に船に乗り込んだ。船内では英語グループと中国語グループに分かれた。英語グループにはスカンジナビア系の家族4人連れと、ロシア人らしき家族6人連れのグループがおり、一人で参加しているのは私だけだった。

なにはともあれ、私たちを乗せたカタマランは無事出発。カタマランは船体が2本並んだ双胴船(そうどうせん)。普通の船よりも揺れが少なく、安定感があり、デッキが広く開放感がたっぷりという特徴があるので、クルーズや島巡り、シュノーケリングツアーに人気の船種である。

プーケット周辺では、カタマランはスピードボートよりも静かで快適なので、のんびり海を楽しみたい大人の旅行に向いている。デッキで潮風を感じながら、エメラルド色の海を眺めながら「どこへ行くか」よりも「どう過ごすか」を大切にしたくなる時間だった。

カタマランボートに身を任せ、まずはコーラル島へ。コーラル島は観光地として整っていながらも、
白い砂浜と南国らしい開放的な雰囲気が心地よく、肩の力を抜いて楽しめるリゾート感が魅力だ。
青くきらめく海を前に、バーでタイガービールを飲みながらゆるゆると流れる時間を楽しんだ。

ラチャ島は一転して、素朴で静かな佇まい。余計なものが削ぎ落とされたような景色の中で、
ひときわ印象に残ったのは、息をのむほど白い砂浜だ。その白さがあるからこそ、海の青がより深く、美しく映る。

ラチャ島近くの海でシュノーケリングも楽しんだ。私はシュノーケリングが大好きだ。ハワイの海では娘と一緒にウミガメとゆらゆらと漂った良い思い出がある。このエリアの海中に思ったほど魚はいなかったが、海にプカプカ浮きながら、青い海の海底を見ているのはなんだかとてもリラックスできる時間である。

ラチャ島から港に戻る途中、なんとイルカに遭遇した!3頭のイルカがボートと一緒に泳いでいるではないか!ガイドの人曰く、イルカが見られるのは一か月に一度あるかないかだと言っていた。私たちはとってもラッキーだったのだ。

そして、ガイドのタイ人Gamくんは、一人でツアーに参加している私にとても気を使ってくれて、お水など飲み物を持ってきてくれたり、いろいろなことを話しかけてくれたりした。人の良さが顔に表れている、爽やかな青年だった。

波の音、やわらかな潮風、ゆっくり流れる時間。
忙しい日常から少し距離を置いて、自然のなかで「ただ美しいものを美しいと感じる」そんな感覚を思い出させてくれるクルーズだった。

ちなみにこのツアーはランチ込みで、船内でランチを楽しめた。アルコールはなかったが飲み物も飲み放題。海を見ながら食べたタイ料理は一段と美味しく感じた。

クルーズは無事終了。港でゴージャスな内装の送迎車に乗り込みホテルまで送ってもらう。

部屋に戻り、ベッドにごろんと大の字になって寝転ぶ。15分ほどのパワーナップをとる。このパワーナップの効果は絶大である。ほんの少しの時間だけ眠るだけで、起きたら頭も体もすっきりするのだ。

パワーナップ後、シャワーを浴び、眉毛だけを書いてワンピースを着て夜の街に出かける。通りに面したスポーツバーでタイガービールを飲む。通りを行き交う人たちを見ているだけで面白い。People watchingは大変興味深い。どこの国から来た人たちだろう、あの人たちは夫婦だろうか、それともカップルだろうか、ゲイカップルかな、ただの友達かな、女友達のグループで来たのかな…などなどと考えを巡らせるのが楽しい。

ビールを飲み終わり、イタリアンレストランに行くことにした。このレストラン、Googleのコメント欄には、まるでイタリア本場のピザを食べているよう、とか、私の出身地のピザの味と変わらない美味しさ、とか、ここのカルボナーラは私のローカルレストランよりも美味しいなど、食にうるさいイタリア人たちが高評価を付けている。なんでも、オーナーはイタリア人でプーケットのカタエリアに移住。イタリアから小麦粉やチーズなどの本場の食材を取り寄せているのだとか。

レストランの名前は+39 Italian Street Food。通りに面しているテーブルが空いていたので、そこに座る。まず最初に白ワインをオーダー。そしてアパタイザーとして野菜が食べたかったのでグリーンサラダを。サラダには細長い葉のルッコラが使われていて、イタリアンらしい香りとほのかな苦みが印象的だった。

メインはもちろんカルボナーラをオーダー。このカルボナーラが、評価通り驚くほどおいしくて!一口食べた瞬間「これは違う」と感じた。今まで食べてきたカルボナーラの中でも、いちばん記憶に残る味であった。卵とチーズのコクがありながら、くどさはなく、最後まで飽きずにひと口ひと口が楽しめる一皿だった。

オーナーであろうイタリア人女性がキッチンの窓から顔を出し、”How’s everything?”と極上の笑顔で聞いてくれた。思わず”Everything is just fantastic! This is the best carbonara ever!!”と素直な思いが真っすぐ口から出た。

ディナーで大満足し、レストランを後にしたが、まだもう少しお酒を飲みたいなと思い、またNatalie’s restaurantに足を運ぶ。前回来た時にもいた、とてもフレンドリーな女性スタッフが今夜もいた。彼女も私のことを覚えていてくれたようで、”Hi! You came back again! Thank you!! コップンカァ~~ップ”と言ってくれた。嬉しいなぁ。飲み物だけのオーダーでも大丈夫よ!とのことだったので、白ワインをオーダーする。このレストランも通りに面していて、オープンスタイルになっているので、通りを歩く人たちを眺めることができる。すると、急にざざーーーぁっと雨が降り出してきた。これがスコールか。雨の匂いがする。バックの中から文庫本を取り出して読書をする。しばらくすると、スコールはピタッと止まった。ほんの10分ぐらいだっただろうか。

白ワインを2杯飲み、雨に濡れた道を歩きながらホテルへ戻る。

今夜はイギリス人料理家Nigella Lawsonのyoutubeを観ることにする。女優のようにとても美しくセクシーな彼女はヨーロッパ系ユダヤ人の家系で、地中海的な影響を感じられるレシピが多い。特徴的なのは、彼女のクッキングパフォーマンスだ。食材の切り方は雑だし、多少こぼれても全然気にしない、ガーニッシュ用のパセリはテーブルの上まではみ出てスプリンクルするなどなど…初めて彼女のテレビ番組を観た時に、こんなに適当で斬新な料理をするなんて。。と衝撃を受けたものだ。

Nigella Lawsonのクリスマス料理特集を観ながら、読書をしていたら眠くなり、そのままベッドのシーツにもぐりこんだ。

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