50代女性 海外ひとり旅 冬のヴァケーション ~プーケットの思い出⑨~

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今日は朝からピピ諸島へのクルーズツアーへ。

7:00にホテルでピックアップしてもらい、港へ向かう。同じクルーズに参加する人たちは総勢50名!かなりの大人数である。船に乗り込む前に、ガイドさんからのクルーズに関しての説明を受けてから乗船。

最初はバンブー島へ。思わず「これが楽園かも」とつぶやいてしまうほど美しい小さな無人島だ。
正式にはコー・パイと呼ばれ、ピピ諸島 の北東に位置している。

ボートを降りた瞬間に目に飛び込んでくるのは、まぶしいほど白い砂浜と、どこまでも透き通るエメラルドグリーンの海。足を海に入れると、水の透明度に驚かされ、自分がまるで宙に浮いているかのような感覚になった。

島の周囲は遠浅で波も穏やか。シュノーケリングをすれば、カラフルな熱帯魚たちがすぐ目の前を泳いでいくのが想像できる。国立公園内にあるため自然が守られており、人工的なものがほとんどない風景もまた心を打たれる。娘とゆったりと島を歩いた。

ただ海の音に耳を傾け、ゆっくりと流れる時間を感じるひととき。バンブー島は、忙しい日常を忘れさせてくれる、まさに“癒しの楽園”だった。

バンブー島を離れ、シュノーケリングスポットでシュノーケリングを楽しんだ。水はどこまでも深く、青く、色とりどりの魚たちやサメの赤ちゃんまで見ることができた。

シュノーケリングを楽しんだ後は、また別の島へ移動し、そこの食堂のようなところでバッフェランチを堪能した。タイはどこへいってもご飯が美味しい。あの島の名前はなんだっただろうか。観光地化されている雰囲気で、お土産屋さんやホステルが何件かあった。

ランチ後はいよいよ、念願のマヤベイへ。

映画『The Beach』の舞台として世界的に有名になったマヤベイは、切り立った石灰岩の断崖にぐるりと囲まれた、まさに“秘境”のような入り江だ。エメラルドグリーンの海と白砂のコントラストは息をのむ美しさで、ボートで近づく瞬間から特別な景色が目の前に押し寄せてきた。

このマヤベイがある島の名前は、ピピ・レ島(Phi Phi Leh)。
映画『The Beach』(邦題『ザ・ビーチ』/主演:レオナルド・ディカプリオ)のロケ地となったことで、一躍世界中の旅行者が憧れるスポットになった。現在は環境保護のため入場制限が行われており、自然を守りながら観光できるよう管理されている。

断崖に囲まれた静かな湾。空の青、海の緑、岩肌のグレーが織りなすコントラストは、ただ眺めているだけで心が洗われるようだった。「本当にこんな場所があるんだ…」と思わず息をのんだ。

娘も私も写真をたくさん撮ったが、この景色は私たちの中に焼き付いて忘れることはないだろう。

無事にツアーが終了し、ホテルへ戻った。丸一日、船に乗っていた割には疲れていない。シャワーを浴びて、最後のディナーを食べにNatalie’s Restaurantへ向かった。

いつもいる、とても感じの良い女性スタッフに今日が最後のディナーなのと伝えたら、寂しいわ…なんだか泣けちゃうと言ってくれた。こちらまで泣けてしまうではないか。実際、気付いたら私の目が潤んでいた。

すると娘がいつもの可愛い笑顔を浮かべて言った。「マミー、プーケットが大好きになっちゃったね。」

図星だった。旅先のひとつだったはずのこの島は、いつの間にか心の居場所になっていたのだ。

帰る場所は日本にある。けれど、置いていく想いも、確かにここにある。

もう少しだけ、ここにいたかった。そう思える場所に出会えたことの幸せを、潮の香りとともに、静かに胸へしまい込んだ夜だった。

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