プーケットでの初めての朝。鳥のさえずりで目が覚めた。日本では聞いたことのない、鼻歌を歌っているようなさえずりであった。シドニーでも思ったけれど、鳥のさえずりがこんなに心地よいものだなんて。。
時計を見ると7時だった。7時間、一度も目覚めることなくぐっすりと眠ることが出来た。
身体をベッドの中でうーーーーんと伸ばす。空腹を感じたので、歯を磨いてから朝食を摂るためにワンピースを着てすっぴんのままでホテル内のレストランに向かう。レストランにはプールサイドに沿って歩いて行くのだが、朝の早い時間からラウンジチェアに横たわって日焼けにいそしむ白人女性が何人もいた。多くの白人女性は小麦色の肌に憧れている。アジア人女性は白い肌に憧れている。無いものねだりだ。
朝食はバイキング形式。南国らしくいろいろなフルーツがたっぷりと並べられている。クロワッサンなどのパンも何種類かあり、サラダ、目玉焼き、ベーコン等など、そしてパッタイやフライドライス、カレーまで。ああ、何にしようか迷ってしまう。
朝からパッタイやカレーは50代の胃には重いので、クロワッサン、目玉焼き、サラダ、フルーツをワンプレートに盛り、エスプレッソを淹れ外のテーブルに向かう。プール前のテーブルが空いていた。食事の前にエスプレッソをガツンと喉に流し込む。目がぱきーんと開いた気がする。朝日を浴びながら、青空の下で摂る朝食。ああ、幸せだ。。一通り食べ終わったら、今度はパッタイとフライドライスが食べたくなってきた。なんという食欲。50代の胃には重いと書いたばかりなのに。パッタイとフライドライスをペロリと平らげ、次はカプチーノを飲みながら、何も考えずに空を見上げてぼーっとする。このホテルの朝ごはんは10:30までなので、とてもゆっくりと朝食を摂ることができる。こんなにのんびりと朝ごはんを満喫したのはどれぐらいぶりであろうか。
朝食を終え、部屋に戻ると私の部屋のパティオエリアに猫ちゃんが3匹もごろごろしていた!なんという幸せな光景!思わずOh my Goooood!と言ってしまった。グレーのトラ柄と、茶トラ、ベージュの3匹である。大きさも同じぐらいだし、顔つきもなんとなく似ているので兄弟であろう。とっても人懐っこくて、部屋の前の椅子に座ると、私の足元に寄ってきて身体をすりすりしてくる。ホテルで飼っている猫だろうか。ちょうどホテルのスタッフが通りかかったので、聞いてみたら野良猫とのこと。ホテルの横にシーフードレストランがあるので、食事には事欠かないわね。だから毛並みも良いのね、あなたたち。しばらくの間、時間を忘れて猫ちゃんたちと戯れていた。
その後、彼らは私と遊ぶのに飽きて3匹一緒に木登りを始めた。遊ぶことに事欠かないところに住めて、幸せな猫ちゃんたちである。
猫ちゃんたちもどこかへ行ってしまったことだし、これから今年一年の疲れを取ってもらうために、マッサージを受けに行こうかな。
タイはマッサージ天国である。マッサージ店がこれでもかと隣接している。Kataのメインストリートをぶらぶらと歩き、一本、中に入ってみたところにPaan Branというマッサージ店があった。ここにしよう。ドアを開けると”サワディーカァ~~ップ”のあいさつで出迎えられる。1時間のオイルマッサージをお願いした。感想は書くまでもなかろう。2000円そこそこでこんなマッサージを受けることが出来るなんて。若くてちょっと小太りの女性が施術してくれたが、彼女の指は身体中のコリを見事に探し当ててほぐしてくれた。太ももの内側もかなり凝っていたようで、ゴリゴリしたものがあり、それを探し当てられたときはあまりの気持ちよさに、うぉ~~~~っと言ってしまった。私は自分の身体は相当凝り固まっていると思っていたのだが、彼女曰く、あなたはまだまし。酷い人は指がコリに入り込まないから、肘を使うのよとのこと。私より疲れている人はたくさんいるのだな。。
マッサージ後の軽くなった体で街をぶらぶらと歩いてみる。南国にくると、パッと着られるワンピースや身体にまとうだけの布が欲しくなる。ちなみに南国で女性が身体にくるっと巻いているあの感じの布、東南アジアではサロン(Sarong)、ハワイやタヒチなどポリネシア系はパレオ(Pareo)、サモアなど南太平洋ではラヴァラヴァ(Lava-Lava)と呼ぶ。以前、ハワイに行く度に買っていたのはパレオで、プーケットで今、探しているのはサロンということになるのだ。とっても興味深い。
サロンの柄で気に入ったものがなかったので、白地に赤いクジャクのプリントのワンピースを約1500円で買った。プーケット価格でいうと高いのか安いのかわからないのだけど、気に入ったので買った。
ホテルに戻り、買ったばかりのワンピースに着替えてカタビーチへ向かった。ビーチは日焼けを楽しむ人たちでいっぱいである。砂が真っ白で美しい。海に足をつけながら砂浜を散歩する。
ビーチの前ににぎわっているレストランバーがあった。人口の波でサーフィンの疑似体験ができることで有名なSuper Surfだ。ここにあったのね。事前にカタビーチのレストランやバーを調べていたので、このバーのことは情報として知っていた。たくさんの人で賑わっており、たくさんの笑い声が聞こえていた。疑似サーフィンを楽しんでいる人たちを見ながら、カウンターでタイガービールをジョッキで飲む。オープンバースタイルなのでカウンターからはビーチを眺めることもできる。とっても忙しいのに、スタッフの人たちは男性も女性もとても感じが良い。プーケットの人たちって本当に優しい。いつもニコニコの優しい笑顔で、こちらまで笑顔になる。
ビールを飲み終え、いったんホテルに戻る。プールサイドで読書でもしようかなと思ったが、その前にビールとつまみ、お水が必要である。本とスマホを持ち、ホテルの横にあるコンビニまで買いに行き、ホテルに戻りそのままプールサイドのラウンジチェアへ。ビールを飲みながら青い空の下で読書。ああ、幸せだ。。と思っていたら、そのまま寝てしまった。
どれぐらい眠っていたのだろう。なんだかお腹が空いて目が覚めた。ラウンジチェアからむっくりと起き上がり、ホテルに隣接するマーケットへ向かう。軽く食べられるものはないかといろいろなお店を物色する。ムール貝のガーリック焼きの写真が美味しそうだったので、チャングビールと共にオーダーする。美味しい!ビールが進んでしまうではないか。
ビールを飲みながら、さて、プーケットに来て、ずっとビーサンを履いて過ごすことになるし、綺麗にペディキュアでもしてもらおうかなと思いたち、ぶらぶらと歩きネイルサロンを探した。見つけたそこはマッサージとネイルサロンが一緒になっていた。中を見ると白人の男性が気持ちよさそうにフットマッサージを受けている。ここにしよう、ということでいざ入店。店名はSabai Massage。外から見えた男性は気持ちよすぎて眠ってしまっているようだった。彼の横にいるのは奥さんだろうか、女性が目をつぶり恍惚の表情を浮かべている。ペディキュアをしてもらってから、フットマッサージもしてもらおうと決めた。本日2回目のマッサージである。ペディキュアは真っ赤な色を選び、その後、マッサージ。ああ。。もうずっとこうしていたい。足も疲れて凝っているのをしみじみ感じた。
ペディキュアは綺麗だし、マッサージを受けて足も軽いし、ご機嫌である。気づいたら本格的にお腹が空いてきた。またぶらぶら歩きレストランを探す。メインストリートから一本入ったタイ料理のレストランに入る。Natalie’s Restaurant Bar。とってもフレンドリーで感じの良い女性スタッフがいた。彼女にタイガービールとスプリングロール、メインにはグリーンカレーをオーダーする。本場のタイ料理は本当に美味しい。スプリングロールもパリッと揚げたて、中にいろんな野菜や春雨が入っている。グリーンカレーもココナッツの香りのなかのピリッとした辛みが絶妙で、野菜がゴロゴロ入っている。チキンも柔らかくて美味しかった。ビールがなくなったので白ワインをオーダーする。
気付くと日本語が聞こえてくる。私よりも年上であろう女性2人と私と同世代の男性2人がテーブルを囲んでいた。関西弁も聞こえてきて、どうもプーケット在住の日本人たちのようだ。どんなふうにしてプーケットで生計を立てているのだろうか、とても興味がある。私もリタイアしたら暖かいところに住みたいなあ。。プーケットに来てから関節炎の痛みが和らいでいるのを感じていた。年配の人たちが暖かい所に移住する気持ちがとても良く分かる。
感じの良い女性スタッフに、滞在中、また必ず来るからね!と言ってレストランを後にしてホテルに戻る。シャワーを浴びてからベッドにもぐりこんだ。久しぶりにイギリス人の料理家、Jamie Oliverのyoutubeを観る。海外に住んでいたころFood Channelで彼の番組をよく見ていた。
youtubeをつけっぱなしにしながら読書をし、眠くなって就寝。
プーケットには何もしないことをしに来ているのに、あれこれと充実した一日となってしまった。


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