シドニー滞在3日目。
この日は、娘が楽しみにしていたイベント、City2Surf の開催日。
City2Surfは、世界最大級のファンランイベントとして知られ、シドニーのハイドパークからボンダイビーチまでの約14kmを走る大会だ。
「絶対に歩かずに完走する!」
そう意気込む娘は、朝6時15分に起床。ランナーの集合場所であるハイドパークへと向かっていった。
私は少し遅れて、朝9時ごろに部屋を出発。
ニュータウン駅からシティホールで乗り換え、ボンダイジャンクション駅を目指す。
電車に乗って驚いた。
車内は、ランナーをゴールで出迎えようとする家族や友人たちでいっぱい。ボンダイジャンクションから乗るバスも、これまた満員だった。
しかも、この日は公共交通機関が無料!
街全体がCity2Surf一色になっているような、そんな特別な日だった。
電車もバスも大混雑なのに、不思議とイライラした空気はない。むしろ、みんな笑顔で、これからゴールする誰かを待ちわびているような雰囲気。
車内にも街にも、幸せなVIBESが満ちていた。
こういうところが、シドニーらしくてとっても素敵だ。
そして、ついに娘がゴール!
真っ赤な顔をして走ってくる娘の姿を見つけた。
無事完走!!よくやった!!👏
14kmを一度も歩かずに走り切った娘。親としては、もうそれだけで十分にうれしい。
ただ、ゴール後は少し心配なことも。
かなり脱水していたところに、一気に水を飲んでしまったせいか、気分が悪くなり、頭痛もすると言う。
ゴール後は一緒に走った娘の友達と彼氏とでカフェでも行こうと言っていたが、ひとまず部屋に戻ることにした。
無事、部屋に帰り、シャワーを浴びて、ゆっくり休んで仮眠。せっかくの達成感も、まずは体調を戻してからだ。
13時30分には、昨日も訪れたパブ、Court House Hotelで娘の彼氏と待ち合わせ。
体調も少し落ち着いたので、再び出かけることにした。
パブに到着すると、昨日と変わらず、お客さんたちが連れてきたたくさんのワンコたちがお出迎えしてくれた。
そして店内や中庭には、City2Surfを走り終えた人たちが集まり、思い思いに祝杯をあげていた。
みんな首には完走メダル。
その表情は誇らしげで、見ているこちらまで笑顔になってくる。
14kmを走り切った人も、応援していた人も、みんなでこの日を楽しんでいる。
こういうイベントが街に根付いているって素敵だ。
Court House Hotelでは、ビールとチーズグリルナチョス、そしてワカモレディップをいただいた。
City2Surfを走り終えた人たちのメダル姿を眺めながら、私たちもゆっくりランチタイム。
その後は、もう一軒。BANKSというパブへ移動した。このBANKSには去年も立ち寄った。
ここでは、娘の彼氏のお母さまが立ち寄ってくださった。彼女とお会いするのは去年に続いて2度目。こうして旅先で再会できるのもうれしいものだ。
パブを出たあとは、近くのBottle Shop(酒屋さん)へ。
オーストラリアのクラフトビール、Blue Mountain Beerとスパークリングワインを買い込み、3人で部屋に戻って飲むことにした。
彼氏が帰ったあとは、娘と二人。
気がつけば、二人そろって20時30分ごろまで寝てしまっていた(笑)。
パブで食べたランチが食べきれず、Doggy Bagにして持ち帰っていたので、それを夕食に。
シャワーを浴びて、そのまま就寝。
振り返ってみると、この日は朝から晩まで、ずっと幸せだった。
娘が14kmを走り切ったこと。
街中にあふれていた人々の笑顔。
パブで飲むビール。
去年も会った人との再会。
そして、娘と二人で過ごす何気ない時間。
どれも特別なことではないのかもしれない。
でも、こういう時間があるから、旅はいい。
シドニーの3日目。
娘の挑戦と街いっぱいにに広がる幸せな空気を感じた一日。
なんだか一日中、幸せだった。

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